セラミック治療
セラミック治療はどのような治療ですか?
「笑った時に銀歯が気になる」「歯の形がいや」「歯の黄ばみ、黒ずみが気になる」「歯並びが気になる」「営業や面接の際、良い印象を与えたい」等のお悩みの方に様々な種類のセラミックを適材適所に使い、白く輝く歯にする治療です。最近のセラミックはとても深みのある透明感を出すことが出来、強度や接着技術も進化してきたため、審美美容歯科治療にとても適した材質です
セラミック治療の特徴はありますか?
セラミックと一言で言っても、ポーセレン(陶材)、ガラス系のセラミックや、人工ダイヤで知られるジルコニア系のもの、プラスチックとセラミックを混ぜたハイブリッドセラミック系のもの等々色々とあります。当医院では主にジルコニアとガラス系セラミック、ポーセレンを組み合わせて製作しております。
それらをうまく組み合わせると、天然の歯と同じ光の屈折率、反射率、透過率が生まれるため、とてもリアルで透明感をもつセラミック治療が出来ます。
また、ジルコニアセラミックは歯科材料の中でも、最も歯垢やステインが付きにくい生体親和性の高い材料なので、治療後に歯周病や虫歯になるリスクが低くなります。
ジルコニアセラミックは従来の歯科で使われていたセラミックの約6倍の強度あり、とても丈夫なので欠けたり割れたりするリスクが少なくなりました。
ガラス系のセラミックは、二ケイ酸リチウムのインゴットを圧縮して作るオールセラミック修復です。非常に強い400Mpaの曲げ強度があり生体親和性に優れます
セラミック治療のメリット・デメリットを教えて下さい
メリット
- 白さや輝きが半永久的
- 短期間で(最低2回)治療が出る
- 天然の歯と同じかそれ以上に自由に形も色も透明感も自由にアレンジして綺麗にできる
- 陶器のお皿等と同じで汚れや細菌が付きにくいので、ステインなどの着や虫歯、口臭、歯周病の予防にもなる
- 歯茎とのなじみがとてもよく、条件が良ければ下がってしまった歯茎が上がってくることもある。
- 金属みたいに錆びることが無いので、歯ぐきを黒く変色させない。また、金属で黒ずんでしまった歯茎も、セラミックに変えることでピンク色に近づく。
- 金属アレルギーの心配が無い
- 「金属は湿度100%のお口の中で錆びてイオン化し、それが体の中のたんぱく質と結びついてリンパ球を幼若化する」というペーパーが出ています。セラミックはお口の中でイオン化することはないので、生体親和性が高い材料です。
- 治療したことが他人にわからない
デメリット
- 保険診療が効かないので自由診療になります。天然の歯と同じようなリアルで丈夫でかみ合わせにもこだわりを持ったセラミック治療をするには、治療や製作を丁寧に確実にするため時間がかかります。きちんとした自由診療を行うにはたくさんの時間と費用がかかる為、患者さんからいただく治療費用も保険診療に比べると高額になります。それだけ価値がある治療ということです。
- 金属に比べると伸びが無いので強い歯ぎしりや噛みしめなどがあると破折することがあります。これは、製作時、きちんとフェイスボウや中心位等を採得し、かみ合わせのガイドや平面などを考慮して製作することでずいぶん防ぐことが出来ます。又、セットした後のかみ合わせの調整をしっかり行い、場合によっては就寝時の歯ぎしりくいしばり対策用マウスピースを使うことで破折予防することが出来ます・
- セラミッククラウンで歯の形や色を治すには歯を削らなくてはならない。 歯を削るということは、歯を弱くすることに繋がります。虫歯になっていない歯並びを治す治療の第一選択は歯列矯正です。それでも事情によりセラミックで歯並びや色、歯の形を矯正するのでしたら、なるべく歯の神経(歯髄=神経と血管とリンパが絡み合って歯の中から栄養を送っているのもの)をとらないことです。神経をとると歯や歯根が割れやすくなり、寿命が短くなるからです。
セラミック治療で対応できる症状を教えていただけますか?
- 銀歯やり替え
- 金属アレルギ―対応(原因不明の湿疹、皮膚のただれ、かゆみ、手足にウミが出る掌蹠膿疱症や、手足に水ぶくれができる汗疱状湿疹の予防、治療)
- 虫歯
- 変色、黄ばみ、黒ずみ
- 詰め物で継ぎはぎになった前歯
- すきっ歯
- 歯が欠けた、ひびが入った
- ガタガタの歯並び
- 歯の形が変、大きすぎ、小さすぎ、左右対称ではない