前歯のセラミック治療

前歯の審美的理由でお悩みではありませんか?

前歯の審美的理由でお悩みではありませんか?

当院には前歯の審美性が悪いというお悩みでご来院される方が多くいらっしゃいますが、元々の歯並びや色調だけでなく、折角自由診療でセラミックの前歯を入れたのにも関わらず、マージンが適していないために審美性が欠けてしまっていたり、二次虫歯の原因を作っていたりするケースが多いです。

前歯部はとても目立つため、審美性が原因で笑いにくい、口元を隠しながら話しているとおっしゃる方が多いのが現状です。そういった方のお悩みを解決するために、当院では精度の高いセラミック治療と予後の虫歯や歯周病のリスクを考えた治療を行います。

前歯のセラミック治療を検討している方へ

以下に前歯のセラミック治療が必要な場合のチェックリストを用意しましたので、ご参考にされてください。

  • 虫歯が進んで深く広がり、詰め物ではもたなくなったとき
  • 既にレジンなどの詰め物治療が多数あり、継ぎはぎになってしまっているとき
  • 歯の色や白さを変えたいとき
  • 歯の形が気に入らない時
  • 歯の黄ばみや黒ずみが気になるとき
  • 神経を取った歯が変色してきたとき
  • テトラサイクリン歯の色、形を変えたいとき
  • 既にセラミッククラウンが入っているが歯茎との境目がスキマがあり虫歯になっているとき
  • 既に旧式のメタルボンドクラウンやレジン前装冠が入っていて、使用金属のせいで歯茎が黒ずんできたとき
  • 歯並びや出っ歯を治したいが、矯正はしたくないとき

前歯のセラミック治療を行う際の注意点はありますか?

前歯の審美美容歯科治療の「ゴールデンルール10』を守ること

かみ合わせの調和はとても大切です。

  • 臼歯より紙2~3枚分位かみ合わせの力を弱くすること。
  • 顎を前方そして側方に顎を動かしたときの歯と歯の接触ガイドが調和とれていること。
  • 上下の歯合わせて歯を左右にスライドさせたとき、犬歯と犬歯のみがあたって他の歯は接触していないこと

かみ合わせの調和を図るためには、上記の3つを意識することが重要です。

これらのかみ合わせを再現する為に、中心位という上下のあごの位置が一番理想的なかみ合わせを記録したり、フェイスボウトランスファーという装置を使ってかみ合わせの平面を記録し、Kavo咬合器という人間のあごと同じ大きさで動かせる機器に装着して分析したうえで理想的な形や再現していきます。

土台の形成はクラウンが脱離しないよう、セラミックの厚みが十分取れる様に3~4面に分けて形造ること

色調を解析するクリスタルアイ

精度のよい前歯のセラミッククラウンを作るため、型取りの前に歯と歯茎の境目に「圧排糸」という糸と歯茎を引き締める薬を入れ、型取りの輪郭をはっきり出すことが大切です。そのため、型取りの材料は変化が少なく、水分とも馴染みの良い良質なシリコン印象材を使用することが重要です。

また、仮歯も歯と歯茎の境目にピッタリに作り、歯ぐきを理想的な形に整え、かみ合わせも最終形に近い様なものをいれておくことが患者様の満足度に繋がります。

隣の歯の色や、上または下の歯の色に合わせること、出来るだけリアルな色調にするために、「クリスタルアイ」という光学機器で歯の色をデジタル的に解析し、そのデータをセラミック美容審美歯科専門のラボに送ります。前述の審美美容歯科ゴールデンルール10を再現する為に、様々な角度から取ったお顔の写真、口元の写真を撮影し送ります。

前歯のセラミックで選択できる素材について

  • ジルコニアポーセレン
  • オールジルコニア
  • e.max
  • e.maxポーセレン
  • メタルボンドポーセレン

前歯をセラミック治療によって審美改善した症例

40代女性の前歯のセラミック治療

術前

60代男性の前歯のセラミック治療:術前

術後

60代男性の前歯のセラミック治療:術後

基本情報 40代 女性
主訴
  • 前歯の詰め物にフロスが引っかかる
  • これまでずっと歯科治療にかかっているのに終わりが見えず不信感
  • 口腔内の健康を目指したいとの事で来院されました
治療期間 約8カ月(全顎治療込み)

術前

コンポジットレジンの劣化がみられ、色がまばら。 歯肉のラインも揃っておらず、また歯ぎしりで先端が削れてしまい短くなっているため縦横のバランスが崩れてしまっている。

術後

歯肉のラインは審美の法則に則り揃えた。
縦横の比率も黄金比に近づけたため、大きさのバランスが整っただけでなく美しいスマイルラインが出来上がった。 セラミックは根元に少し黄色みを、先端には透明感を持たせたため、自然感のある仕上がりとなった。

治療のメリット

  • セラミックはアレルギー物質を含まない
  • 生まれ持った歯に限りなく近づけることができる
  • 二次虫歯が起こりにくい
  • 汚れがつきにくい

治療に関するリスク

  • 稀に割れることがある
  • 神経が生きている歯の場合、熱が通じるため温かいものや冷たいものがしみる
  • 保険が効かない(自由診療)

費用

仮歯右上4〜左上4(8本) 5500円×8本  44,000円(税込)
ジルコニアポーセレンクラウン 148,500円×8本 1,188,000円(税込)
合計 1,332,000円(税込

40代男性の前歯のセラミック治療

術前

40代男性の前歯のセラミック治療:術前

術後

40代男性の前歯のセラミック治療:術後

基本情報 40代 男性
主訴 ・前歯の被せ物と歯茎の間に隙間ができている

術前

術前

左上1番:メタルボンドクラウン
マージン部が合っていないため、審美性に欠けている。またプラークが停滞しやすいので虫歯、歯周病口臭の原因にもなっている。

術後

術後

クリスタルアイでの色調分析

真っ白な歯よりも、天然歯に近い色を希望。
クリスタルアイを使い、歯頚部・中央部・切端部の3部位の色味を分析した。これにより天然歯に近い自然な白さを再現できた。
マージン部も隙間なく埋まり、被せ物をしてるとは思えないクオリティーに仕上げた。

治療に関するリスク

  • 口腔内の状態により、治療の途中でやむを得ず追加・変更・中止  になる場合があり、それに伴い費用が変更する場合もございます
  • 補綴物の保証はセット後3年です
  • 就寝中に使用するマウスピース(ナイトガード)を作製致します。
  • メインテナンスにお越しいただいていない方、マウスピースを使用していない方、その他当院の指示に従っていただけない方は、保証対象外になります

費用

仮歯 5,000円(税込 5,500円)
ジルコニアオールセラミック 135,000円(税込 148,500円)
合計 140,000円(税込 154,000円)