フェイシャルマッサージ

歯科のフェイシャルマッサージとはなんですか?

デントフェイシャルケアセラピーといい、咀嚼筋・表情筋・唾液腺のマッサージです。

解剖学理論に基づいた「歯科理学療法的マッサージ」です。

笑顔を作り出す筋肉、咬合に関与する咬筋や側頭筋、お口の乾燥(ドライマウス)に関与する三大唾液腺などのマッサージ効果があります。

顔には約50個の筋肉があり、日常生活では約3割の筋肉しか使われていません。身体の筋肉は骨と骨でつながっていますが、顔の筋肉は骨と皮膚でつながっているため、老化が進みやすいと言われています。
筋肉の衰えはシワやたるみなどの見た目だけでなく、咬合機能の低下にも繋がります。
筋肉をマッサージで外側から動かすことで、エイジングケアにつながります。

また、歯ぎしりや食いしばりがある方や、パソコン作業や下を向く姿勢が多い方は、お顔の筋肉が凝っているので、マッサージを行うことでお顔の筋肉の緊張もほぐれます。

唾液には乾燥を防ぐだけでなく、咀嚼や発音をしやすくする潤滑作用、食べ物や菌を洗い流す自浄作用、おいしさを味わえる働きや、消化を助け食道を守る働き、歯の再石灰化作用、pHを中性に戻す働き(緩衝能)、活性酸素や菌を分解する働きなど、とても多くの役割があります。
しかし、加齢や噛み合わせ、お薬などにより、唾液の分泌量が少なくなってしまうと、これらの重要な働きも損なわれてしまします。
唾液腺マッサージを行うことで、唾液の分泌量を増やします。

マッサージについて詳細を教えて下さい。

顔には多くの筋肉、それに伴う血管、リンパ、神経が走行しています。
血流調整、リンパドレナージュ、ツボ押しも含めて、咀嚼筋・表情筋・唾液腺のマッサージを行います。
メイクや皮脂を落として、プラセンタ・ヒアルロン酸・コラーゲン等配合のクリームを使ってマッサージしていきます。

どんな方におすすめですか?

歯ぎしりや食いしばりがある方やパソコン作業や下を向く姿勢が多い方、お口の乾燥が気になる方。
お顔のシワやたるみが気になる、エステまでは行かなくて良いがケアをしたい、表情が昔より乏しくなった等、男女問わずエイジングケアをしたい全ての方におすすめです。

ヒアルロン酸治療を行う前にマッサージをすると、筋肉の緊張が解れるため、治療がスムーズに行えます。
歯科治療で緊張しやすい方や、口を開けているのが苦手な方にもおすすめです。

マッサージの流れを教えて下さい。

ベーシックケアセラピー 約10分
  1. メイク・皮脂を落とす
  2. マッサージクリームを使ってマッサージを行う
  3. クリームの拭き取り