中等度の歯周病治療

中度歯周病の症状

中等度歯周病の画像

歯周ポケットの深さが4~6mmに達すると、「中度歯周病」と呼ばれる状態になります。軽度歯周病から、さらに顎の骨が溶かされてしまった状態です。

具体的な症状としては、

  • 歯茎の腫れが悪化しブヨブヨとしてくる
  • 歯茎から出血しやすくなる
  • 歯周ポケットから膿が出ることがある
  • 口臭がするようになる
  • 歯茎が下がり、歯が長くなったように見える
  • 歯が前後・左右にグラつくようになる
  • 固いものを噛むときに違和感や痛みを覚えることがある

といったものが挙げられます。

ここまで進行すると、歯周ポケットの奥までしっかりブラッシングすることは難しく、歯垢や歯石がどんどんと溜まっていきます。放置していると症状は悪化する一方となってしまうため、適切な治療を受けることが必要です。歯周病が原因でなくしてしまった歯や歯茎、顎の骨そのものは、治療しても元に戻るわけではありません。「あのとき治療に行っておけば……」と後悔しないですむように、お早めに当院までご来院ください。

歯周病対策の基本はプラークコントロール

歯周病の原因となる細菌は、歯垢(プラーク)や歯石を根城に活動しています。ブラッシングやデンタルフロスなどによる清掃、PMTC(=Professional Mechanical Tooth Cleaning/より専門的な機械による歯の清掃)など、さまざまな方策で歯垢・歯石が減らすことが重要です。当院では上記に加え、食事指導、義歯の手入れ指導などを通し、歯垢・歯石が少ない状態を保てるアドバイスも行っています。

また、咬み合わせの悪さや口呼吸、精神的ストレス、喫煙、多量の飲酒、糖尿病など、さまざまな要因によって歯周病は発症・悪化する可能性があります。当院ではこれらのリスクも総合的に判断し、患者さん一人ひとりに合った歯周病治療をご提供します。

中等度歯周病の症例

Before

中等度歯周病の画像

After

中等度歯周病の画像

基本情報 68歳 男性
主訴 検診希望で来院。痛みはないが歯磨きの時に血が出ることがあると仰っていました。

術前

中等度歯周病の術前画像

磨きは1日2回しっかり磨いていたため、磨き残しは非常に少ない。 しかし歯科医院でのメンテナンスは5年近く行っておらず、青丸部分歯肉が腫れて色も紫色に変わってしまっていた。自覚症状はなし。

歯の表面にはほとんど歯石が付いていなかったが、歯肉縁下(歯周ポケット内の歯の根の部分)には多量の歯石が付いていました。

術中

エアフロー プロフィラキシス マスター

当院で使用しているデンタルフロス

当院で使用しているデンタルフロス

エアフロー プロフィラキシス マスター

歯の表面の歯磨きは良かったが、歯間部にプラークが残りやすいため、デンタルフロスでのケアを導入。 乳酸菌、塗布薬、抗生物質も併用し、その後エアフロープロフィラキシスマスターにてクリーニングし、歯肉縁下歯石を除去。

術後

中等度歯周病 術後写真

初診より約1ヶ月後。歯肉の腫れがなくなり引き締まり、まだ若干の赤みはあるものの、色味も改善しました。

また、歯磨き時に血が出ることはなくなくなりました。
治療前は自覚症状がほとんどありませんでしたが、治療を終えると口の中が軽くなった感じがして、今まで不快感があることが当たり前になっていたことがわかった、とのことでした。

治療におけるリスク

抗生物質を使用するため、下痢、腹痛、発疹などの副反応が出る場合もある。

歯肉の腫れが引くと引き締まり、歯肉が下がったように感じる、また知覚過敏を起こす場合がある。

治療に要した費用

総額 110,000円(税抜)
内訳 ・初回検査:¥35,000 ・処方:¥20,000 ・トリートメント:¥15,000 ×2回 ・再検査:¥25,000(全て税抜)

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