30代男性 中等度歯周病の症例
中等度歯周病(妻に指摘されて気付いた)を改善した症例
Before
After
基本情報 | 37歳 男性 |
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主訴 | ご結婚したてで、奥様より歯周病を指摘された。自覚症状なし。歯科の受診は高校生以来。 |
術前
上顎は一見分かりにくいが多量の歯肉縁下歯石、下顎は歯肉縁上歯石、縁下歯石が沈着。歯肉の炎症が強く、触るとすぐに出血する。
自身はブラッシング時に時々出血はするものの、特に痛みもなく、自覚症状はない。細菌検査では基準値の10倍近い細菌数を検出。
術中
乳酸菌、HCLO、塗布薬等を用いてセルフケアを強化。抗生物質を服用後、ペリオトリートメントで歯石を除去。 歯肉縁下の歯石量が多く術中は出血を伴ったが、セルフケアで歯肉炎が改善してきたこともあり、痛みはほとんどなく施術できた。
歯石量が多く、トリートメントは2回に分けて行なった。
顎前歯部の除去した歯石の一部。 白っぽい部分は口腔内で目視できる歯肉縁上歯石、黒っぽい部分は歯肉内部の根面に沈着した歯肉縁下歯石です。
術後
ペリオトリートメント3週間後。歯肉の炎症が引き、歯肉全体が引き締まった。腫れが引いた分やや歯肉が退縮したが、知覚過敏はない。 細菌検査も基準値内に改善、歯周ポケットもほぼ3㎜以下になった。
歯周病はパートナー間での感染リスクが非常に高く、妊娠、出産にも悪影響を及ぼすため、しっかり治療できたことを喜んでいた。 奥様も予約され、検査を行う予定。
治療におけるリスク
抗生物質を使用するため、下痢、腹痛、発疹などの副反応が出る場合もある。
歯肉の腫れが引くと引き締まり、歯肉が下がったように感じる、また知覚過敏を起こす場合がある。
歯石を除去した直後は、今まで歯石に覆われていた部分が露出し、一時的に知覚過敏を起こす場合がある。
治療に要した費用
総額 | 125,000円(税込 137,500円) |
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内訳 | ・初回検査:35,000円(税込 38,500円) ・処方:25,000円(税込 27,500円) ・トリートメント:20,000×2回 40,000円(税込 44,000円) ・再検査:25,000円(税込 27,500円) |